今回は新大橋です、斜張橋です。
両国橋はもとは、「大橋」が正式名称だったため、その後に架けられた橋なので、「新大橋」と名付けられました。
新大橋の完成後は、大橋は両国橋が正式名称となりました。
新大橋の架橋は、1694年(元禄6年)です、徳川綱吉さんのお母さん(生母)の、桂昌院(けいしょういん)さんが、
「隅田川って、橋が少ないし、江戸市民は不便だし、橋、作ってあげたら」
と言ったとか言わなかったとか、で、橋が架かりました、たぶんこの話は、盛ってると思います。
いずれにしても、新大橋完成で、江戸のみなさんは大喜び。
当時、東側の深川に住んでいました、松尾芭蕉さんが、めっちゃ喜んだそうです。
あまりのうれしさに、一句詠んだのが、この句です。
「初雪やかけかかりたる橋の上」
「ありがたやいただいて踏むはしの霜」
橋の完成が正月明けの4日だったので、この句だと思います、理系の自分でも、松尾芭蕉さんがすごく喜んでるのがわかります。
この句は、主塔(中央の柱)に飾られています、これです。
今の橋は、1977年(昭和52年)竣工です。
橋の下ですが、ものすごい量のパイプが走っています。
電気、ガス、上下水道、電話ケーブル、その他、いろんな用途なんでしょうね。
夜景の新大橋も、見ごたえあります、美しいです。