今回は中央大橋のこと書きます。
竣工は1993年(平成5年)です、千住汐入大橋ができるまでは、隅田川にかかる最も新しい橋でした、斜張橋です。
1993年というと、終わりの方ですが、バブル期です。
中央大橋ができる前に、佃島開発があり、高層マンションが建ち並びます。
高層マンション一棟での、住民の方の数は相当なものだと思います。
ですから、佃島の人口が急激に増加したと思われ、恐らくこんなやりとりが。
当時は、鈴木都知事さんです。
住民さん「対岸に行くのに、佃大橋か、さらに下流の勝鬨橋(かちどきばし)まで行かなきゃならないっす、新しく橋架けてもらえません?」
鈴木都知事さん「いいよ、お金あるし」
自分の想像ですけど、こんな感じじゃなかったのかと、中央区側から、高層マンションをバックに。
で、バブリーな時期ですから、設計(デザイン)はフランスの会社にお願いしました。
と言うのも、隅田川とフランスのセーヌ川とは友好河川の関係にあります。
デザイン発注を受け、後のフランス大統領、当時のパリ市長であったシラクさんが、とても喜んだとか、喜ばなかったとか。
そのお礼としてかどうかは、わかりませんが、パリ万博に出品された、「メッセンジャー」と言う像を贈呈されました、まあ、料金に含まれているとは思いますが・・・
ちょっと見づらいかもですが、その像です、上流に向かっています。
日本の兜(かぶと)を意識してデザインされたそうです、言われてみればそんな感じですね。
確かに、全体的にフランスっぽいし、バブリーな雰囲気ですよね、ちなみに、佃島からこの橋を渡り、そのまま道なりに行くと、突き当たりは東京駅です。
この橋の特徴ですが、橋が直線ではありません、佃島から渡ると、左に曲がっています。
曲がった橋って、以外と珍しいのではないでしょうか。
それと、見ていると、なんか癒やされる感じがして、自分は好きです、中央大橋。