橋03 永代橋

今回も永代橋です。

ご存じの方、ほとんどいないと思いますが、中央区側の中央区に向かって右側に、橋の銘板があります、これです。

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さすがに古くて見づらいですが、大正15年、復興局となっています、そしてですよ注目すべきは、その上、(株)川崎造船所製作、となっています。

使われた鋼板は、当時の最先端技術で作られた、高張力鋼板らしいのですが、今の川崎重工業さんで作られた鋼板、つまり、神戸から運ばれた鋼板なのです。

船舶で運び、ここで組み立てられたのですね、大変な作業だったと思います。

それと、この写真見てください、橋脚部分です。

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少し見づらいかもしれませんが、薄い板を何枚も重ねて、厚い板としています。

それと溶接という技術は、当時は無かったのでしょう、すべてリベット(鋲)で組み立てられています。

作業もさることながら、すごい技術だと思いませんか、膨大な量の鋼板を組み合わせ、すべてリベットで組み上げていく、さすが、日本の匠の技です。

車では何度も通っていたのですが、初めて徒歩で永代橋を渡った時、すさまじい数のリベットと20mmにも満たない、薄い鋼板を何枚も何枚も重ねて、この巨大な橋ができています。

何かしらに圧倒され、あまりの感動に、少し涙してしまいました・・・

 

夜はブルーにライトアップされます、現代の摩天楼を背景に、約一世紀前に作られた、永代橋、負けていません、主役は、「永代橋」です。

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